ロレッタ・ラックス

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竹橋の国立近代美術館では『ドイツ写真の現在― かわりゆく「現実」と向かいあうために アウグスト・ザンダー展』を開催中だ。
1989年、ベルリンの壁を崩壊し東西のドイツを再び統一したドイツ連邦共和国
1990年代はそんなドイツにとって、変革の時代だった。
この展覧会では、多彩な展開をみせる現代ドイツフォトグラフィーの現在を、10人の作家たちの作品によって紹介する。
中でも注目はロレッタ・ラックスだろう。
無表情な少年・少女の写真には人形(ドール)の面影がある。

ロレッタ・ラックスLoretta Lux)現アイルランド在住
1969年、旧東独ドレスデンに生まれる。
1989年、ミュンヘンに移住。
1999年、写真を用いた作品を制作する。
スタジオで長時間をかけ撮影した子供たちの写真と、風景や室内などの背景とをデジタル加工して合成した一連の作品は、観る人に、ノスタルジックな記憶を思い起こさせる。
2005年春には英語、ドイツ語、日本語版の写真集が同時刊行された。
ロレッタ・ラックスweb site=http://www.lorettalux.de/

ドイツ写真の現在 ― かわりゆく「現実」と向かいあうために
アウグスト・ザンダー
東京国立近代美術館
10月25日(火) −12月18日(日)
web site=http://www.momat.go.jp/Honkan/German_Contemporary_Photography/index.html#talk