20Q

FinePix F11

バンダイが11月12日に発売した携帯型人工知能ゲーム「20Q」。
先日、WBSで放送して以来、都内のおもちゃ屋では完売状態が続く人気商品だ。
20の質問に答えていくと、思い浮かべているものをズバリと当てる、言わば「携帯型人工知能ゲーム」で、ネット検索の絞り込み技術を応用したIT玩具と言える。
元々のゲームは、イギリスやアメリカの子供達が親しんできたもので、記録では1756年には遊ばれていたという。
米国内では2003年11月に発売し、すでに200万個以上を販売する人気商品だ。
日本版の発売が遅れたのは、やはり日本ならではの習慣を加味する必要があったからだろう。(80万人、100万回のデータ収集を盛り込んだという)
思い浮かべるものは、固有名詞を持たないティピカル(典型的)なものという決まりがあるが、設問自体は意外に間接的、婉曲的だ。
20の設問というと冗長な感じもするが、質問の間には「マダマダ」とか「マケマセンヨ!」などのジョークをとばす部分もあり、ユーザーを飽きさせない工夫が見られる。
実際、最初に思い浮かべた「松」をズバリと言い当てられた時は驚いたが、結果に驚くより、暇つぶしの小道具として考えるべきだろう。
願わくは、もう少し外観・表示部の質感向上を図って欲しい。
それが実現すれば、より広い年代層にアピールするだろう。