フットサル

夜７時、ビルの谷間から元気の良い声が聞こえる。
少人数制のミニサッカー「フットサル」だ。
「フットサル（futsal）」はサッカーを表すスペイン語の「futbol」と室内を意味するポルトガル語の「sala」が合体して生まれた造語だ。
以前からヨーロッパや南米でおこなわれていたミニサッカーのルールと競技名称を、FIFAが1994年にが統一したもので、まさに５人制のミニサッカーと言える。
本来は室内でおこなうスポーツだが、日本では体育館や屋外の人工芝でプレーすることが多い。
オフサイドなし、選手交代自由、ショルダーチャージやスライディングタックルのような接触プレーを反則にするなど室内用にルールをアレンジしているため、低学年の児童、中高年、女性でも気軽に参加できる。
狭い場所、少人数でもゲーム可能なフットサルは、都会向きのスポーツなのだろう。