SmoothJazz

Canon LiDE500F

♪「イッツタイム/マイケル・ブーブレ
60年代後半からのジャズロック、70年代中盤からのクロスオーバー、フュージョンといった亜流ジャズ。(と言ったら怒られるか…)
一時は、熱心なリアル・ジャズ・ファンから嫌悪されていたものですが、私のような浮気者は平気の平左で何でも聴いていました。(笑)
まぁ、ウソもつき通せば真実。
何事も一つのことを通してやるというのは大変なもんです。
最近ではSmoothJazzと呼ぶこの手の音楽も30年の歴史を刻み、市場に確固たる位置を占めています。
ここに紹介するマイケル・ブーブレもSmoothJazz期待の新人。
デイヴィッド・フォスター肝いりのプロデュースで製作したデビュー作は、400万枚を売り上げ、この2ndは既に500万枚のセールスを記録している。
映画「スパイダーマン2」のエンディングテーマやベビーフェイスなルックスで全米放映のTVドラマ「ラス・ベガス」にも出演するなど話題も豊富だ。
自作の♪「HOME(きみのもとに帰りたい)」は、キャッチーなメロディでヒット性も十分。
まさにアイドルです。(^^;)

♪「旅立ち/ダン・シーゲル」
次は、夏らしい爽やかな音楽。
ダン・シーゲルは1980年の「NightRide」でデビューしたが、発売元がマイナーレーベル(innercity)だったので、日本への紹介はなかった。
81年の2ndアルバム「HotShot」が、ビルボードのJazzチャートトップ10に10週連続でランキングされ、ようやく注目されるようになる。
私が彼のピアノを聴き始めたのもこの頃から…
以降、これまでに15枚以上のリーダー作を出しているが、ポップな味わいながら上品、シャープなセンスを感じるけど、どこかセンチメンタル、という作風に変わりはない。
最新作もジャケット通りのイメージが味わえる佳作だ。
参加ミュージシャン
ダン・シーゲル(p)
ヴィニー・カリウタ(ds)
レニー・カストロ(pec)
ボブ・シェパード(sax)
ブライアン・ブロンバーグ(ab)
ビル・カントス(vo)