クラシック愛聴盤

Canon LiDE500F

今年聴いたクラシックで興味を引かれたもの。
昨年発売だが、今年よく聴いたのはテンシュテットバイエルン放送響のプロコフィエフ5番&7番だ。
◆クラウス・テンシュテット指揮、バイエルン放送交響楽団演奏
プロコフィエフ交響曲第5番&交響曲第7番
Profil:PH05003
5番7番ともに77年ミュンヘンでのライヴ演奏で、録音も良く楽しめた。
演奏はテンシュテットらしく豪快だが、ハーモニーにも十分注意が行き届いていて、誰にもオススメできる傑作盤だ。


もう一枚はR・バルシャイ&モスクワ室内管のショスタコーヴィチ交響曲第14番「死者の歌」(モスクワ初演ライヴ)
ルドルフ・バルシャイ指揮、モスクワ室内管弦楽団演奏、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)、マルク・レシェーチン(バス)
ショスタコーヴィチ交響曲第14番「死者の歌」、他
Venezia :CDVE04256
現代最高の巨匠ルドルフ・バルシャイレニングラードで同曲を世界初演した翌月、69年10月のモスクワ初演を録ったステレオ・ライヴ盤。
演奏はさすがオリジナルと言うべきか素晴らしい緊張感だ。
ショスタコ生誕100周年の今年、この歴史的演奏を発売してくれた関係者に感謝したい。
バルシャイの録音では、BISから出ているマーラー交響曲第9番とショスタコーヴィチ第8番のカップリング盤が忘れられない。
この14番もそれに劣らない愛聴盤となるに違いない。