The Japanese food for ISS

EOS KissDX

JAXA宇宙航空研究開発機構)が一般向けに開催したシンポジウム「探る宇宙、食べる宇宙」に出席した。
先日、報道陣に発表したISS(国際宇宙ステーション)搭載予定の宇宙日本食を一般にも公開し、試食させるイベントだ。
宇宙空間では、無重力状態による体液の上昇のせいか、感覚が鈍感になるという。
したがって公開した宇宙食も濃いめの味付けだ。
来月打ち上げを予定する月周回衛星「かぐや」の紹介も合わせ、中々充実したイベントだった。
今回、宇宙食に認証された食品は、おにぎり、カレー、サバ味噌煮など、私たちが日ごろ慣れ親しんだものばかり。
実際に食べるのは、来年後半ISSに搭乗する若田光一さんの時になるという。
低カロリーで繊細な味付けの日本食は世界的なブームだが、質の高い加工食品も国際的に高い評価を得ている。
レトルトカレーなどは他国の宇宙飛行士からリクエストされるほどの人気だという。
宇宙開発はロケットや管制技術だけでは成り立たない。
飛行士の生活を底辺から支え、世界が認める日本の食品にエールを送りたい。