MOONLIGHTING

国内制作ドラマが振るわないこともあってか、「２４」「プリズン・ブレイク」や一連の韓国ドラマなど、海外ＴＶドラマが大変な人気だ。

思い起こせば、ＴＶ放送の黎明期から「サンセット７７」「ララミー牧場」「ローハイド」「0011ナポレオン・ソロ」など海外ドラマは時流を掴むのが巧みだった。

アーウィン・アレンの出世作となった「タイムトンネル」や日本でも大ブレイクした「奥さまは魔女」（主演エリザベス・モンゴメリー）、その強力な対抗作品となった「かわいい魔女ジニー」（主演バーバラ・イーデン）など、60年代は日本でも海外ドラマ全盛だった。
中でも印象深いのは、ＮＨＫで放映したパトリック・マッグーハン主演の「プリズナーNo.6」。
どこか哲学的でミステリアスな展開は、後のシリアス系ドラマに大きな影響を与えた。
私自身も大好きな作品だ。
この頃のＮＨＫは、積極的に課外ドラマを紹介してくれた。
「コロネット・ブルーの謎」、「西部二人組」などは、もう一度見たい作品だ。

シビル・シェパードとブルース・ウィルスが共演した「こちらブルームーン探偵社」は80年代放映の海外ドラマ代表作。
当時無名だったブルース・ウィルスの出世作となったことでも有名だ。
アル・ジャロウが歌うテーマソングが好きだったし、日本語吹き替えの浅茅陽子と荻島真一も素晴らしい出来だ。

同じく「私立探偵マグナム」もトム・セレックの代表作。
両作品ともエミー賞、ゴールデングローブ賞を受賞している。