ブレゲNo.5クォーター・リピーター

LUMIX FZ30

今はスイスの時計大手スウォッチ・グループ傘下となった「ブレゲ」だが、機械式時計の歴史はブレゲ抜きに語ることはできない。
日本橋三越本店で開催中のブレゲエキジビジョンでは、自動巻懐中時計「ブレゲNo.5クォーター・リピーター」を展示・販売している。
この懐中時計は、初代ブレゲが1794年に製作したオリジナルをオークションで買い戻して、分解・解析し、素材や機構を忠実に再現した21世紀のブレゲだ。
自動巻き機構を搭載し、ハンマーがケース内部をたたくミニッツリピーター機能が付いている。
ケースは18金イエローゴールド、文字盤は本物のギョウシェ彫りを入れた18金を採用。
お値段、実に1億9550万円。
つまり、ほぼ2億円!
世界で4台制作され、既に1台はドバイの石油王に買われたという。
「時計の進化を2世紀早めた男」と呼ばれたアブラアン・ルイ・ブレゲは1747年スイスに生まれた。
1775年、28歳でパリのケ・ド・ロルロージュに時計工房を開設。
自らの名を冠した時計ブランドを発表する。
顧客はマリー・アントワネットルイ16世、ナポレオン、ビクトリア女王などそうそうたるセレブばかり。
しかし、その生涯は未知の部分も多く、様々な伝説に彩られている。