模倣犯

Canon LiDE 500F

年末年始は何かと慌ただしい。
「読書」なんぞ、とてもとても…
とおっしゃる人も多いだろう。
しかし、本屋で聞いてみると、長期休暇・長時間移動のこのシーズンが書籍販売のかき込み時とのこと。
確かに店内は年末を反映して、この一年を総括する本が山積みだ。
私が注目したのは新潮文庫が満を持して放ったベストセラーの文庫版「模倣犯」(著・宮部みゆき)だ。
単行本で出た時は、上下巻とも700ページを超える大作で、京極夏彦か?と思ったほど。(苦笑)
文庫版では、文字も大きめに配慮して、何と5分冊!
後半の2冊は年明けに発売と、何とも心憎い戦略だ。
宮部ファンの間では「火車」「理由」と共に最高傑作の呼び声高い本作。
帰省の車中や故郷で一読をオススメしたい。