その時、自分ならば

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ストレス、キレる、ストーカー、いじめ、虐待、強盗、衝動殺人…

昭和という時代が去って、あるいはバブルという狂乱期を過ぎて、凶悪な犯罪が頻繁に起こるようになった。
確かに社会は変質している。
それも良くない方に…
今日起きた2人の園児殺害事件もその一つだろう。
戦後、この国の民主化を巡っては、さまざまなことが実行された。
裁判制度の見直しもその一つ。
しかし、民主化を進めるあまり、加害者の人権に比べ、被害者のそれがなおざりにされてきたのも事実だ。

一昨年5月「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が成立し、平成21(2009)年から裁判員制度がスタートする。
この制度は、国民から無作為に選ばれた裁判員が、殺人、傷害致死などの重大事件裁判を裁判官と一緒に裁判するという制度だ。
一般市民の感覚が裁判に反映されることで、日頃、縁遠いと思いがちの司法が一挙に生活に近づく。
現在、法務省はこの制度の周知に躍起だ。
ポスターに大書した相田みつをの字が、真正面からこちらに問いかけてくる。
その時、私ならどうするのか…