バディ・ガイ

Canon LiDE500F

バディ・ガイの最新盤「BRING 'EM IN」が好評だ。
トレーシー・チャップマン、ジョン・メイオールキース・リチャーズ等と競演した流行のコンピレーションだが、ブルース好きはもちろん、ロックファンにもオススメできる内容だ。
アルバム中では何と言ってもカルロス・サンタナをゲストに迎えた“I put a spell on you”が圧巻。
ブルースを聴いたことのない人たちは、バディ・ガイと聞くと「ブルースギタリスト」という範疇にはめ込みがちだが、このアルバムを聴けばそれまでのイメージを改めるだろう。

バディ・ガイ=1936年ルイジアナ州レッツワース生まれ
奔放でモダンなギタープレイは、60年代末に爆発する白人ブルース、ニューロックに大きな影響を与えた。
逸話にも事欠かない。
ギタリストになるのを諦め、故郷ルイジアナに帰る金を借りようとしていたところに現れたのがマディー・ウォーターズだったとか…
B・B・キングのプレイにシビれ、ギタリストになる決意をしたとか…
この手の話がどこまで本当か分からないが、常に攻撃的で破天荒、アグレッシブなギタープレイは今も健在だ。
使用ギターもストラトやSGなど、軽量なソリッドを愛用し、伝統やしきたりにとらわれない反逆児ぶりを伺わせる。