2006-09-04 アフリカの角 国連大学で開催したWFP(国連世界食糧計画)国際貢献シンポジウムを取材した。 「アフリカの角」とは、アフリカの北東部、サイの角のように突き出した半島部を指す言葉だ。 ケニア、スーダン、ソマリア、エチオピア、ジプチなどで構成するこの地は、世界で最も深刻な飢餓状態に置かれている地域でもある。 数秒に一人の割で餓死者が出る状態には、援助も集中的に行われている。 しかし、数千万に及ぶ難民には多勢に無勢。 交通手段もない不毛な荒野という環境の悪さも手伝い、肝心の援助は中々奥地まで届かない。 図はWFPが発表した世界飢餓マップ。 赤い部分は飢餓の最も深刻な地域である。