POMEGRANATES

Canon LiDE500F

米国産ざくろの記者発表会に行ってきた。
ざくろの原産地は熱帯アジアと言われている。
紀元前から地中海・中東全般で栽培され、米国には約200年前に移植された。
品種改良をしたカリフォルニアざくろは「ワンダフル種」という直径10cmはある大型種。
主生産地域はカリフォルニア州のサンホァキン・バレーで、収穫シーズンは8月上旬から11月中旬。
75%を国内で消費し、残りを日本、台湾、オーストラリアなどに輸出している。
843の種を内包し、ポリフェノールを豊富に含むざくろは、前立腺がんを抑制するコネキシンを誘導し、血圧降下にも良い働きをするという研究結果が出ている。
健康志向の消費者を中心に需要が急伸している、まさに古くて新しい果実だ。
生産地では柿も栽培している。(米国の消費者には、まだ珍しい味で好評らしい)


ざくろは高い抗酸化力を含有していることでも知られている。
米国では生活習慣病の予防対策として重用する人たちが多く、高価格でも差別化商品として集客力があるらしい。
とはいっても、現地の小売価格は150〜200円程度。
600〜800円の日本とは大違いだ。


試食では感謝祭メニューの七面鳥を使った料理(グレイビーの代わりにざくろソースを使用)、アイスクリームとあわせたデザートが良かった。