食科学大学

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スローフードの本家イタリアの食育プログラムが日本でスタートする。
スローフード・食科学大学日本事務所は、26日の記者会見で今秋から来春にかけてスタートする総合食育プログラムについて紹介した。
プログラムは「本来、日本が持つ豊かな食文化をイタリアの知恵で取り戻す」ことを念頭に、スローフードの本家イタリアの食育システムと食科学大学のカリキュラムを取り入れ、日本向けに各世代を網羅したコースを用意するという。
イタリアに本部をかまえるスローフード協会は1986年に創始し、現在107カ国に展開、会員数12万3000人を抱えるスローフード運動のパイオニアだ。
スローフード・食科学大学は、このスローフード協会を母体とするイタリア政府認定の正式私立大学で、ピエモンテ州ブラ市とエミリアロマーニャ州コロルノ市にキャンパスをかまえる。
年間約1500人を教育する教師の食育や年間約400回開催する食文化セミナーを実施し、食分野のエキスパートを養成する専門大学だ。